【レビュー】NUKのおしゃぶり3種類 歯並びは大丈夫?

おしゃぶりは「歯並びが悪くなる」ってよく聞きますが、どのくらい影響があるか知っていますか?我が家の11ヶ月の息子もおしゃぶりのヘビーユーザーで、おしゃぶりがないと寝られません。
「歯並びに影響することは知ってるけど、実際どうなるかは知らないな」「歯並びが悪くなったら歯の矯正すればいいんじゃないの?」と思っているママパパもいると思います。しかし、実際に歯並びが悪くなった子の写真を見たら驚いたので、おしゃぶりはいつ頃やめればいいのか、やめる時に気をつけたいことを調べました。今回はおしゃぶりの歯への影響とNUKのおしゃぶりレビューをみなさんにお伝えしたいと思います。

私は完全に後者で「歯科矯正すればいいじゃん」と思ってました。:P
今回の参考文献
Thumbs, Fingers, and Pacifiers (American Academy of Pediatrics Dentistry 2011)
Thumb sucking and pacifier use (American Dental Association 2007)
Adair, S. (2003). Pacifier use in children: a review of recent literature. Pediatric dentistry, 25 5, 449-58 .
もくじ
おしゃぶりって落ち着く
赤ちゃんにとって“しゃぶる”という行為は自然なことだそうです。お腹の中にいる時から指しゃぶりをしている子もいるとか。指しゃぶりやおしゃぶりをしていると、赤ちゃんは安心し泣いていても落ち着いたり、眠りにつきやすくなったりしますよね。

我が家ではおしゃぶりを息子の”精神安定剤”と呼んでいますが、最近は気にくわないと投げ捨てられます。:(
他にも、Adairの論文によると、おしゃぶりをして寝ると乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが減るかもしれないという研究がされているそうです。しかし、おしゃぶりを使うことによって母乳をあげる頻度が減ったり、早く母乳育児をやめる傾向があるという研究報告もされています。
おしゃぶりの使用には色々なメリット・デメリットがありますが、歯並びの影響はどのくらいあるのでしょうか?
おしゃぶりで歯並びがガタガタになるの?!
アメリカ小児歯科学会は、おしゃぶりの歯への影響を3つ挙げています。
口の発達と歯並びへの影響
- 上下の前歯の間に隙間ができる
- 噛み合わせが悪くなる
- 歯を支える顎や骨の発達に影響する
2歳から4歳の間にたいていの子どもは指しゃぶりやおしゃぶりを辞めるそうです。それでもやめられない子は、前歯が出っ張ったり、上下の歯に隙間ができたり、歯並びが悪くなります。歯並びが悪くなると噛み合わせにも影響がでてきます。さらに、歯を支える顎や骨も正常に発達しなくなってしまうそうです。

まだ間に合う?おしゃぶりを辞める方法
アメリカ歯科医師会によると、たいてい子どもは起きてる時間が長くなって、周りの物に興味を持ち始めると自然とおしゃぶりをやめるそうです。しかし、4歳までにおしゃぶりを自然に辞められない場合、親や歯科医が辞めるよう促してあげる必要があります。
4歳にもなると歯への影響を分かりやすく話せば理解できるので、おしゃぶりを一緒にゴミ箱に捨ててしまえば簡単です。
しかし、辞めないといけないというプレッシャーがストレスになってしまう場合もあるので、気をつけなければいけません。アメリカ歯科医師会が指しゃぶりを辞める方法を三つ挙げていて、おしゃぶりを辞める参考にもなるので紹介します。
おしゃぶりをやめる時のヒント!
- 指しゃぶりしている時に叱るよりも、していない時に褒めてあげる。
- 不安を感じる時に子どもはよく指しゃぶりをするので、不安の原因を汲み取って安心させてあげる。
- 家族と一緒にいない時や不安を感じる場面で、指しゃぶりをしなかった時にご褒美をあげる。
Thumb sucking and pacifier use (American Dental Association 2007)
おしゃぶりは捨ててしまえばおしまいですが、指しゃぶりは辞める時大変そうですね。自然とおしゃぶりを辞められるのが一番いいですが、辞めさせる時もあまりストレスにならないように不安を解消して安心させてあげるのも大事ですね。
NUK おしゃぶりレビュー
ハッピーデイズ/おしゃぶりスペース/おしゃぶりセンシティブ
我が家は初めてのおしゃぶりからNUKで、今までに3種類使ってきました。他に病院で使われていると言われるフィリップス (Philips) も試しましたが、NUKに慣れてしまっていて息子のお気に召さず。なので11ヶ月の今もNUKを愛用しています。おしゃぶりデビューはハッピーデイズだったので、順番にレビューしていきます。

◎軽くて落ちにくい
◎ホルダーリングがある
△よだれで口の周りが蒸れる
△隙間にゴミが溜まりやすい
△柄がハゲてくる
△洗うと吸い口に水が入る
とりあえず出産前に「おしゃぶりいるかな?」と西松屋で購入したのがハッピーデイズでした。息子はよだれがよく出て、おしゃぶりすると蒸れて赤くなってきたので、おしゃぶりスペースにチィェンジ!
おしゃぶりスペース(コアラ/トラ)
◎通気性がいい
◎動物が付いていて可愛い
△ハッピーデイズより重い
△ホルダーリングがない
△隙間にゴミが溜まりやすい
△洗うと吸い口に水が入る
周りのフレームしかないので、安定しにくいのか初めは上手に咥えれていませんでした。4ヶ月頃には吸う力も付いて落ちにくくなりました。しかしハッピーデイズ同様、プラスチックのつなぎ目にどうしてもゴミが溜まりやすいのが嫌で、次はオールシリコンに!
◎洗いやすい
◎口の周りに跡がつきにくい
△シリコンだから少し重い
△繊維や埃がつきやすい
可愛さには欠けますが、なんと言っても洗いやすくて清潔に保てるのが良いところ。シリコンなのでプラスチックのおしゃぶりと比べて重い気がします。息子も慣れるまで2−3日かかっていましたが、慣れれば大丈夫でした。あとは暗闇で光ってくれれば最高なのに…
NUKのおしゃぶり3種類使ってみた結果、おしゃぶりデビューは軽くて落ちにくいプラスチックで、慣れてきたらシリコン製でもいいかもしれません。おしゃぶりは試せないし、子どもに合うかどうか使ってみるまで分からないのが難しいところ。レビューを見て少しでも参考にしてみてくださいね。
まとめ
今回はおしゃぶりの歯並びへの影響と、NUKのおしゃぶりレビューをお伝えしました。おしゃぶりは色々なメリット、デメリットがあり賛否両論ありますが、パパママがおしゃぶりの体への影響や、やめる時期をしっかりと理解していれば上手に使えるのではないでしょうか。
我が家は11ヶ月にして7回飛行機に乗っていますが、気圧の変化もおしゃぶりしていれば、離着陸も大人しくしてくれています。親がおしゃぶりに頼りすぎてしまう時もあるので、そろそろ親子でおしゃぶり離れもしていかなきゃいけないなと思っています。